石川遼完全復活! 独走で2試合連続優勝!

このところ女子ツアーの陰に隠れた感じの男子ツアーに嬉しいニュースがありました。

北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで行われた「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」のおいて石川遼通算20アンダーの大会タイ記録で優勝しました。

初日からの首位を守り最終的には4打差をつける独走の展開で完全優勝を飾り、7月に行われた「日本プロ選手権」に続く石川自身初の2試合連続優勝でした。

石川遼と言えば15歳のアマチュアのとき「マンシングウェアオープンKSBカップ」で史上最年少優勝を果たし、翌年まだ高校生ながらプロ転向、2009年には年間4勝しなんと史上最年少賞金王を獲得と、弱冠20歳前にして男子プロゴルフ界の頂点に立つという天才ぶりでした。

その幼さの残る容姿と初々しさでゴルフファンばかりでなく世のおば様達を虜にしてしまい石川遼フィーバーを巻き起こし、どこへ行っても「リョウく~ん!リョウく~ん!」と黄色い声援が飛んでいました。

日本国内で絶頂の中、2013年からは米ツアーに挑戦しましたが思うような成績を残せず松山英樹の順調な活躍とは対照的に故障を抱えたまま帰国、2018年からは再び日本を主戦場としていましたが、怪我の影響か以前のような小気味よいゴルフが出来なくなって苦しんでいる様子でした。

昨年あたりから徐々に復調の兆しが見えていて7月の「日本プロゴルフ選手権」で3年ぶりの優勝を果たして、今大会への連続優勝となったのでした。

正直この数年の男子ツアーは魅力あるゴルファーが少なく、また次代をリードするような生きの良い若手がほとんど出てきていません。

その結果ツアーの人気はがた落ちで試合数も減少の一途をたどり、ここ数年の賞金王に至っては、海外の試合に出場してもほぼ予選落ちと日本ツアーのレベルの低さを暴露していました。

それに比べて女子ツアーにおいては続々と実力のある若手が出てきて、個性も豊かな華やかさを持った女子プロ達の人気はうなぎ登り、ツアーの試合数も多く新たな優勝者が続出して以前のように韓国勢に力負けしなくなりました。

そして先日の渋野日向子の「全英女子オープンゴルフ」優勝で、”しぶこフィーバー”が吹き荒れて日本中大騒ぎ、女子ツアーが大注目されてうれしい悲鳴が上がっています。

低迷が続く男子ツアーにかつての”リョウくんフィーバー”を巻き起こしたヒーロー石川遼がやっと帰ってきました。

かつてはジャンボ命だった60代の男性ゴルフファンにも、リョウくんのファンは沢山いるはず、今年のマスターズでのタイガーの優勝に涙した中高年ゴルフファンは、石川遼の復活を待ち望んでいたはずです。

やっと男子ツアーに救世主が現われました、しかもかつてのヒーローが帰ってきたのです。

これからの男子ツアーが盛り上がらない訳がない!

堀川未来夢や永野竜太郎なんかも期待の若手と言われてきたがもう30歳になるのですよ、もっと20代前半の生きの良い選手が現われてもいいのだけれど、そこが課題だね。

石川遼の優勝スピーチで奥さんのお母さんが大会初日にお亡くなりになったと語っていました。

石川の奥さんは中学の同級生でその頃から家族ぐるみのお付き合いをしていたそうです、当然義理のお母さんも石川自身がゴルフで活躍し出した頃からずっと石川を応援してくれていたそうです。

今大会では、「自分の力だけじゃない不思議な力が後押ししてくれたような気がする」と言っていましたが、いろいろな苦難を乗り越えてきた石川遼は精神的にも強くなっているのがよく分かりました。

自身選手会長も務める日本男子プロゴルフ協会、もっとレベルを上げて人気もあげて試合数も増やして活気があるツアーにして貰いたいですね。

何はともあれ石川遼選手おめでとうございます!

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