2019年10月13日、台風19号の影響で開催が危ぶまれていた1次リーグ、グループAの最終戦日本対スコットランドの試合が予定通り横浜国際総合競技場で行われました。
この日の私は勤務日で17:00頃から観戦のための家族連れを2回スタジアムまで運びました、それぞれが日本代表の桜のジャージを着て皆さん気合いが入っていましたよ。
スタジアムの周辺は警備の警官や桜のジャージの応援団で溢れかえっていて道路も大渋滞、駅からスタジアムへの道路は人の波、タータンチェックの巻きスカートを着たスコットランドの応援団も大勢いて熱気ムンムンでした。
日本のラグビーの新たな歴史が始まりました
試合開始の19:45に間に合うよう急いで家に帰りテレビの前での応援です、休憩時間を試合時間に合わせて2時間取りました(笑)
勝たなければ予選敗退のスコットランドはベストメンバーの総力戦で挑んできました、いきなり先制点を奪われてしまいましたが、日本代表に焦りはありません。
17分にはスピード溢れる展開で福岡選手からのオフロードパスを受けた松島選手が同点トライを決めてくれました。
このトライで完全に日本に流れをもってこれました。
圧巻だったのは25分フォワードの連続攻撃から際どいオフロードパスをつなぎ最後は稲垣選手がトライ、なんと稲垣選手代表初トライだそうです、キャップ数からみてこれまでノートライだったとは不思議でした。
前半終了間際にはバックスの展開からラファエレ選手が裏へ絶妙のキック、走り込んだ福岡選手が持ち前のスピードで相手選手を振り切り今大会3つめのトライを決めました。
日本代表は前半で21-7という大きなアドバンテージを握りました。
後半開始早々またまた福岡選手がやってくれました、スコットランドの攻撃をリーチ・マイケルのタックルで潰したのを機転に早い潰しでの密集から相手ボールを奪うとディフェンスを置き去りにするスピードで独走のトライ。
28-7となった時点で勝った!と思いましたね。
見ている皆も楽勝と思ったに違いない、ひょっとしてプレーしている日本代表の面々も思ったかもしれない、一瞬隙が出来たかも?
スコットランドの逆襲が始まりました。
怒濤の攻撃でトライを連取、あっという間に28-21、ワントライ・ワンゴールで同点というところまで点差を詰められてしまいます。
しかしここからジャパンの強力ディフェンスが頑張ります、スクラムもモールも決して押し負けないし逆に相手にプレッシャーを与え反則を誘うほど頑固な守りをみせます。
70分頃からは自軍ゴール前に押し込まれますがスコットランドの猛攻に耐えきります、そして終了間際相手ボールのラックでターンオーバー、そのままボールをキープしてノーサイド。
いや~白熱した好ゲームでした、一瞬たりとも目が離せない緊迫感でいっぱいのスゴイ試合でした。
世界の強豪に肩を並べたジャパンラグビーの実力
4年前、南アフリカに勝利したときは”奇跡”と言われました、今大会初戦アイルランドに勝利したときも再び奇跡を起こしたという人もいましたが、それは間違いです。
いくつもトライを取れる多彩な攻撃力、強豪国の猛攻を凌ぐディフェンスの強さ、それぞれが個の力を最大限出して一つのチームとしてのパワーをより大きなモノにしていくチーム力。
素晴らしいチームに仕上がりました、強豪国のパワー・テクニックに対抗するために選手達やスタッフの努力は並大抵のモノではなかったと思います。
また選手達を後押しする応援を繰り広げるファンの皆、なんせ67,000人が横浜国際総合競技場に駆けつけた訳ですからね、日本が一つになって選手達を盛り上げた感じですよね。
20日には東京スタジアムで南アフリカと対戦する訳ですが、ワールドカップ前に行われたテストマッチでは日本は大敗を喫しましたが、あの試合で日本がやるべきラグビーを見直せたと思うので、今回はひと味違うラグビーを日本代表はみせてくれると信じています。
日本代表この勢いで南アフリカも撃破だ!
(本文中の画像はNHK NEWS WEBより引用しています)
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