ボイス・パーカッションとかヒューマン・ビートボックスという言葉を聞いたことがありますか?
口と喉だけを使ってドラム等の打楽器やベース音またはDJのスクラッチ音のようなリズムボックスの音を再現するテクニックで人間リズムボックスといったところでしょうか。
ヒップホップ系のミュージシャンが始めたとも言われていますが、以前からアカペラグループでは遊びで間奏にドラムの口まねをするボイス・パーカッションはやっていたようです。
今回は世界中で絶賛されているアカペラグループ Naturally 7 (ナチュラリー7)を紹介します。
ゴスペルスクールの卒業生で結成されたこのグループは重厚なハーモニーはもちろん、全員がビートボックスはもちろん色々な楽器の音色を奏でることが出来、ゴスペルやR&Bの域を超えたポップなエンターテイメント・コーラスグループとして評価されています。
とにかく一度その素晴らしいステージを見てください。
これってバックにバンドとかいないのですよ、すべてメンバーの声だけです、スゴすぎません!
ナチュラリー7のヒストリー
ナチュラリー7は1999年ニューヨークのクィーンズ地区で、バリトン担当のロジャーとドラムスやテナー担当のウォーレンのトーマス兄弟が中心となってゴスペルスクールのメンバーで結成されました。
当初はゴスペルをベースとしたアカペラグループで数々のコンテストで入賞して実力をつけていましたが、各自が様々な楽器の音色を出すことに挑戦し本物と遜色ない音色で曲を構成することで新たなナチュラリー7へと発展していきました。
ナチュラリー7はただ単にハーモニーを奏でるのではなく、様々な楽器の音色を声だけで表現するヴォーカル・プレイのスタイルは、この頃ヒップホップ界でヒューマン・ビートボックスがはやりだしたのと同調して一層注目されるようになりました。
ナチュラリー7はビートボックスだけではなく、ギターやホーンセクションの音色もまるで本物のように再現するのであたかもバックバンドがいるかのような錯覚を起こします。
2000年にファーストアルバム『Non-Fiction』を発表、サイモン&ガーファンクルからクラシックのベートーヴェンまで幅広い素材をモチーフにして、聴くものを圧倒する声・技でリスナーを大いに湧かせました。
2003年の『What Is It」ではさらに進化を遂げ、クオリティの高いオリジナル曲を中心にラップをフィーチャーしてストリート感覚を持った独自の新しいアカペラのスタイルを作りあげました。
2006年には4作目のアルバム『Ready II Fly』を発表し、フィル・コリンズの大ヒット曲をカヴァーした『Feel It(In The Air Tonight)』が話題を呼びヨーロッパ各地でアルバムが上位にチャートインしました。
その後もコンスタントにアルバムを出し続けています。また大物シンガーにゲストとして招かれることも多く、コールドプレイ、クインシー・ジョーンズ、マイケル・ブーブレ等と共演しその実力を認められています。
ナチュラリー7自身のツアーではオリジナルの楽曲だけで無く、様々なジャンルの名曲をナチュラリー7流のパフォーマンスで披露しエンターテイメント性の高いステージは多くのファンを魅了しています。
ナチュラリー7は昨年2019年1月に5年ぶりの来日をし、ビルボードライブ東京とビルボードライブ大阪で公演しましたが、ザンネンながらマサトはどちらも仕事で行かれず半泣き状態でした(笑)
昨日(1月25日)スカパーのミュージックエアーでナチュラリー7が2017年にベルリンで行ったコンサートのライブをやっていましたので、もう感動もので見ました。
やっぱりナチュラリー7はスゴい!スゴすぎ!
この感動を皆さんにも味わって貰いたいとブログに取り上げました。
2月15日(土)20:04にスカパーのミュージックエアー(638ch)でオンエアーがあります、視聴可能な方は是非リアルタイムか録画して見てください。
洋楽に興味ない方でも見れば必ず『良かったね』と思うこと間違いなし、マサトからの超オススメ!
是非見てね
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