全米プロゴルフ選手権はコリン・モリカワが逆転でメジャー初制覇

今季のメジャー初戦になる全米プロゴルフ選手権がカリフォルニア州のTPCハーディングパークで行われツアールーキーの日系4世コリン・モリカワがノーボギーの64と完璧なゴルフをみせ逆転でメジャー初制覇を成し遂げました。

全米プロゴルフ選手権最終日はツアー21勝の実力者ダスティ・ジョンソンが首位でスタート、ダスティ・ジョンソンのメジャー2勝目なるか、または2打差につけるブルックス・ケプカが逆転で全米プロ3連覇なるか、というのが戦前の注目予想でした。


(最終日伸ばせず2位タイのダスティ・ジョンソン)

全米プロゴルフ選手権史上稀に見る大混戦

3連覇のかかるケプカは好位置からのスタートにもかかわらず絶不調、前半で早々脱落してしまい74と崩れて通算3アンダーの29位でした。


(3連覇の道は難しかったブルックス・ケプカ)

ハーフターンでは最終組の2人が伸び悩み、ベテランのポール・ケーシーや若手のマシュー・ウルフがスコアを伸し優勝争いに加わってきました。


(猛烈な追い上げも40台のメジャーチャンプに届かず)

一時の不調から復活してきたジェイソン・デイ、今期絶好調のブライソン・デシャンボー、トニー・フィナウなど上位8人による優勝争いは手に汗握る白熱した戦いでした。

この混戦を抜け出したのが、昨年プロ転向したばかりのコリン・モリカワでした。


(再現性の高い理想的なスイングのコリン・モリカワ)

14番のチップインバーディーで一歩リードし16番ミドルでは1オンからのイーグルを奪い混戦から抜け出しそのままトップでホールアウト、後続組は追いつくことができず嬉しいメジャー初勝利となりました。

日系アメリカ人コリン・モリカワはどんな選手

コリン・モリカワは1997年生まれの23歳、出身地は日系人の多いロサンゼルスでカルフォルニア大学バークレー校在学時には世界アマチュアランキング1位にランクされるなど輝かしい実績を残しています。

大学創業後の2019年プロ転向、「3Mオープン」では大学時代からのライバル、マシュー・ウルフとの優勝争いで敗れはしましたが強い存在感を示しました。


(コリンの良きライバル、マシュー・ウルフ)

プロ転向後6試合目の「バラクーダ選手権」で初優勝をあげるとその後22試合連続で予選を通過と高いポテンシャルを示しています。

今年の7月に行われた「ワークデイ・チャリティオープン」でツアー2勝目をあげてアマチュア時代同様素晴らしい実績をあげていて、今後期待される若手NO.1選手です。

日系4世と言うことで本人は全く日本語は話せませんが、日本人の血が流れているコリン・モリカワがメジャー制覇というニュースは我々日本人にとっては親近感がありとても嬉しいです。

コリン・モリカワを見ているとモンチッチが浮かんでくるのはマサトだけかな?
女房にこの話をしたら「私も思っていたよ」だって、やっぱりモンチッチだね!
愛嬌があって人に好かれるタイプですね。


(ガールフレンドもトップアマチュアゴルファー)

4世ともなると生活様式・食生活が日本人とは違うからかスタイルが良いですね、顔が小さくて足が長い、肩幅広くて胸板が厚いのはトレーニングのせいかな。

人気が出そうですね、コリン・モリカワ今後の注目選手です。

日本人選手の結果は?松山英樹の成績は?

今大会参加の日本人選手のは松山英樹石川遼の2人でしたが、石川遼は残念ながら予選カットラインに1打及ばずあえなく予選落ちでした。


(遼君の永遠の課題ドライバーの安定感)

松山英樹は初日はイーブンパーとまずまずのスタート、2日目3アンダーで決勝ラウンドが期待されましたが2日間で1アンダーしか伸ばせず、トータル4アンダーの22位タイでした。

やはり優勝争いに加わるには決勝ラウンドでどれだけスコアを伸すかにかかってきます、150名の出場者のうちで22位タイとは立派な成績だと思いますが、松山英樹にはもっと上を目指して欲しいし期待もしているので・・・ガンバレ!


(メジャーを狙うには何かが足りない松山英樹)

アメリカの男女ツアーも再開されたし、国内女子ゴルフツアーも8月9月には数試合が開催されるとのこと、そして8月20日からは全英女子オープンゴルフが開催されます。

渋野日向子が連覇を賭けてリンクスに挑戦します、初めてのリンクス楽しんでプレーしてください。

4日間プレーできることを期待しています、日本のファンを寝不足にしてください!

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