渡邉彩香5年ぶりの優勝!アース・モンダミンカップを振り返る

今年の国内女子ゴルフツアーの中止が相次ぐ中、アース製薬の大塚会長の大英断で催された「アース・モンダミンカップ」もちろんコロナ対策は十分なされたうえでの無観客試合で行われました。

結果は皆さんご承知の通り渡邉彩香が長い低迷時期から復活し5年ぶりの優勝を飾りました。

渡邉彩香にとってはもがき苦しんだ5年間を忘れさせてくれる開幕戦となりましたね、おまけに4000万円超の高額賞金もゲットしまさに最高の復活優勝と言えるでしょう。

この開幕戦となった「アース・モンダミンカップ」は開幕前から試合本番と色々な話題を提供してくれました、その中からいくつかの話題を振り返ってみましょう。

無観客試合、選手・スタッフを含め最少人数で万全のコロナ対策

開幕前の23日、公式記者会見が行われました。

全選手・スタッフの入場時の体温測定、PCR検査、トーナメント会場でのリモート記者会見、YouTubeでのライブ配信など、何もかもが初めての試みでの開幕戦になります。

この大会主催のアース製薬の大塚会長は「やるべき事を怠りなく準備してきました。緊急事態宣言が解除されたものの、完全な形では無いが大会を開催できる状況になった。決して特別なことをしたわけでなく、社会的に要請されている課題をひとつひとつ対応した。」と話していました。

新型コロナウイルス感染症の影響で次々とツアーの中止が発表される中で、今大会の開催にたどり着けたことは、特別なことをしたわけでなくと謙遜されていますが、新型コロナウイルス影響下における国内女子ゴルフツアーが第一歩を踏み出したと言えます。

大塚会長の勇気ある決断と共に我々ゴルフファンにとっても最高に嬉しいニュースとなりました。

ファン騒然!渋野日向子まさかの予選落ち

私をはじめ多くのシブコファン、いやいやゴルフファンが待ち焦がれていた開幕戦、前情報ではもの凄い練習量をこなして準備万端の新生渋野日向子のゴルフを早く観たいと期待に胸を膨らませて初日はスマホでの観戦でした。


強い風雨の中思うようにスコアを作れず苦戦のシブコが、な・なんと5番グリーンで動かしたマーカーを元の位置に戻さないでパーパットを打ってしまうミスを犯し2打罰のダボを叩いてしまいました。

これはプロゴルファーとしてはうっかりでは済まされない恥ずべきミスです。

大ファンのマサトでもかばう気が失せてしまうイージーミスをしてしまうとは、シブコに何があったのだろう?

しかもキャディは何をしていたのだろう、当然チェックしなければいけない場面であったと思うのですが・・・・

後半3バーディーを取り初日はイーブンで終わりましたがシブコにとっては後味の悪い1日だったのではないでしょうか。

2日目、休みの日でしたのでプレー開始からテレビにかじりついていました。

午前組は天候に恵まれて順調にスコアを伸していきます、しかしシブコがスタートする頃には強い風が吹き午後組は強風に苦戦しています。

シブコのプレーに精彩がありません、アイアンの精度が悪くピンに絡みません、スゴイ練習量をこなしたアプローチも寄りません、中々バーディーが取れず簡単にボギーを打ってしまいます。

結局、なんともチグハグ空回りの1日で2オーバー、予選通過に1打足りずあっけなく予選落ち。

いくら調子が悪くても予選落ちということは無いだろうと9番ショートにくるまで余裕で観ていたのですが、9番のティショットを観てこれはさすがにヤバいかもと思いだし後は後続選手のスコア次第でしたが、そうは甘くは無くてトホホ、ガックリ、終わりました。

渋野日向子の予選落ちに関しては色々な方が好き放題書いていましたね。

一試合調子が悪かっただけでスイングを変えた事が悪いだの、筋力トレーニングのやり過ぎじゃないかだの、シブコのチームはもっと先のことを見通して世界でもトップを取れるスイングを作るため筋力トレーニングをしているのであって、まだ発展途上の段階なのですよ。

日本のゴルフ界の宝を潰すようなまねはしないで、暖かく見守ってあげたいですよね。

初の試み、YouTubeによるライブ配信

今大会はテレビ放映は一切なしで、YouTubeの4チャンネルを使っての4日間40時間以上のライブ配信という新しい試みでした。

全体のライブ中継、9番ショートホール中継、特定ホール中継、ラウンド後の選手インタビューと色々な角度からの中継はとても興味深い試みでした。

加えてCMが一切無いということも感動しました、スポンサー企業であるアース製薬のCMくらいは流しても誰も文句は言わなかったと思いますが、さすがアース製薬さん株が上がりましたね。

民放の録画によるゴルフ放送に辟易していたマサトとしてはまさにホンモノのゴルフ中継が堪能できて本当に良かったです。

この大会の試みがこれからのゴルフ中継のあり方に一石を投じる事になればと思います。

ただ予選ラウンドの時公式サイトを装ったサイトが録画配信していて、間違って観てしまいCMがバンバン入り紛らわしかったですね、悪辣ユーチュバーはウザい。

23年ぶり!最終日は大会予備日の月曜日

梅雨時期に開催されるこの大会は毎年のように天候に悩まされます。

今年も天候不順によるスタート時間を遅らせる日が続きましたが、最終日の日曜日は朝から大雨の予報が出ており最終日は中止で3日目の成績で順位が決定かと思っていたところでした。

日曜日、朝目覚めると案の定大雨です。

これは中止で間違いないなと思いながらYouTubeを見ると「最終日は月曜日に順延します」とテロップが出ていました。

この順延はアース製薬、JLPG、コース、運営スタッフによる協議の結果ほぼ満場一致で午前9時前には決まったとのことでした。

これだけの大きな大会やはり72ホールでの決着が望ましいですよね、民放のテレビ中継等のしがらみがない分決定もスムーズだったのでしょう。

この決定によって渡邉彩香の5年ぶり優勝という感動もあったのだからまずは良かったです、田中瑞希は初優勝が逃げて残念だったけど次また頑張って自力で勝ちを得てください。

番外編、鈴木愛の無神経発言

今大会の1週間程前に何かの記事で鈴木愛が「アース・モンダミンカップに韓国選手が出れないのはフェアじゃない気がする」と語っていたと出ていました。

この記事を書いた記者も出場できない韓国選手を鈴木が気遣っているようなことを書いていたが、これって苦労して開催にこぎ着けたアース製薬さんにとても失礼だと思いませんか。

韓国選手が来日できないのはコロナウイルス感染症に対する政府が入国制限をしている国に韓国も含まれているのだからどうしようも無い問題なのでフェアじゃないということ自体おかしいと思います。

すでに韓国ではゴルフトーナメントが行われていて韓国選手はプレーできているのですよ、自国で試合に出られる環境にある選手達に同情はいらないでしょう。

韓国選手の欠場によって日本のQT下位の選手達が大勢出場できる方がよほど良いことじゃないですか、多くの日本人選手がチャンスを貰えて喜んでいたはずです。

前年度の賞金女王なのだからもう少し発言に気をつけて方がよろしいかと、韓国選手を気遣うふりをしても考えが足りないからボロを出してしまうのです。

「韓国選手が出場できないのは残念です」と言っておけば良かったものを「この大会はフェアじゃ無い」言ったも同然です。

何はともあれ、「アース・モンダミンカップ」4日間無事終了できて良かったです。

今後のトーナメントのスポンサー企業さん、アース製薬の大塚会長を見習ってトーナメントを開催できるよう最大の努力をお願いいたします。

コロナウイルス感染症騒動の中、野外でできるスポーツイベントは国民を癒やせる手段の一つです、少しでも多くの試合が実現することを祈っています。

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